kazuho.exblog.jp - 奥 一穂の飲んでから書くブログ。なにもかもアルコールのせいです
寄らばニートの陰 (その 1)
 ニートとは、イギリスの NEET (Not in Employment, Education, Training) を輸入したものだとされている。しかし、その実態は全く別物だ。
 イギリスにおける NEET とは、就職せず、学校に行かず、職業訓練も受けない10代の若者を指す。日本で言うなら、「不良」が最も近いイメージなのだ。そんな青年たちを社会の成員とするために、従来の就職支援プログラムよりももっときめ細かなサポートをしようというのがコネクションズなのです。中でも、イギリスでは就業経験がなくても18才になれば失業手当が給付されることもあり、義務教育終了後から失業者認定がされるまでの間をどのようにつなぐのか、というのが政策的な焦点になっていたりする。
 これに対し、日本版ニートの定義は、15~34歳の非労働力のうち通学も家事もしていない無業者、というものだ (asahi.com, 小杉) 。さらに、多くの場合、親に子供を養う余裕があることが前提とされる。
 このような全く異なる現象を、なぜ「ニート」と名づける必要があったのか。
 舶来の概念によって自説を箔をつける。そんな箔に目がくらむ。この国は、あいかわらずだ。

注: イギリスと日本のニートの比較については、ガーディアンの記事が良くまとまっていると思います。

その 2 へ続く...
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by kazuhooku | 2004-12-28 21:59 | 雑想
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