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kazuho.exblog.jp - 奥 一穂の飲んでから書くブログ。なにもかもアルコールのせいです
- 神か悪魔か - GNU の見えざる手 (目次)
連載の目次:

1. GPL v3 (対特許ウィルス) (2005/1/2 記載)

 次期バージョンの GPL が検討されていること。ライセンシーの特許行使を制限する条項の追加が検討されていること。全ての GNU ソフトウェアをカバーする特許のクロスライセンス条項を主張している有力者もいること、について述べている。

2. GPL は独禁法違反となるのか (2005/1/4 記載; 1/7 追記)

 全ての GNU ソフトウェアをカバーする特許のクロスライセンス条項が GPL に追加された場合に、独禁法に違反するか論じている。また、同条項が追加された場合の影響について論じている。

3. オープンソースの支配者 (ライセンスに潜む危険) (2005/1/5 記載)

 前2項を具体例として受ける形で、 GPL で一般的な「バージョン2以降」というライセンス手法に異を唱えている。(CPL や MPL の同様の問題についても指摘している)

4. FSF は、あとになってこそこそするな - Linus Torvalds (2005/1/6 記載)

 Linux カーネル (Linux の中核部) の作者である Linus Torvalds のメールを紹介している。同メールでは、彼が FSF (GPL の管理団体) の運営手法を非難し、なぜ Linux カーネルのライセンスとして「バージョン2のみ」という指定をしたのか説明している。

5. 特許条項の標的は誰なのか? (2005/1/7 記載; 1/10 追記)

 特許条項から打撃を受ける企業として、 Amazon, ebay, Google, Yahoo! といったウェブ企業を挙げている。

6. 誰がための著作権譲渡か (2005/1/17 記載)

 GNU (FSF) が、第3者の貢献 (コードの追加) に対し著作権を譲渡するよう求めている点について、問題を指摘している。

7. FSF は、どうあるべきか (2005/1/26 記載)

 FSF のあるべき姿について論じている。

8. ライセンスが変化するということ (2005/1/31 記載 NEW!)

 1. ライセンスが変化するということの意味は、周知の事実なのか
 2. GPL FAQ の説明は的確なのか
 3. GPL バージョン変化の隠された意味

9. 権力集中の危険性 (2005/1/31 記載 NEW!)

 FSF に権力が集中していること、また、それがなぜ問題なのか論じている。

10. 誰がための著作権譲渡か (その 2) (2005/2/1 記載 NEW!)

 著作権譲渡契約と FSF が破産する可能性について論じている。



参照:

 見直しがすすむGPL (CNET Japan; 2005/1/25NEW!)
 t.ikawa 氏のコメント: 危険なのは「特許条項」一般ではない (2005/1/25NEW!)



 最初は冬休みの軽い宿題程度に思っていたのだが、いろいろネタが出てきて終わりません。話の流れが追いにくくなってきているので、目次をつくることにしました。

 もう会社は始業しているので、更新ペースが遅くなるかもしれませんがよろしくお願いします。

2005/1/28 追記:
 この目次ページについては、取り消し線を入れずに削除して変更を行っています。
ただ、「マイクロソフトの主張は FUD なのか?」といったん予定に書いておいて消すなんて卑怯だ、等の批判があるようでしたら、コメントで指摘していただけますか? その場合は、ちゃんと書きます。
by kazuhooku | 2005-01-07 13:18 | GNU
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