kazuho.exblog.jp - 奥 一穂の飲んでから書くブログ。なにもかもアルコールのせいです
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Xiino の次期バージョン
 社長に教えてもらったのだが、 Software Design の長寿連載「Kyle のシリコンバレー通信」注1で、 Xiino が取り上げられていた。自分が中学生?の頃から読んでいるコラムで取り上げられるってのは、こそばゆい感じであります。

 実は、ここ数日、 Xiino の次期バージョンをどうするか、アイデアを練っている。今のところ、
  • RSS リーダー機能
  • Unicode 対応
あたりを中心に考えているが、海外ユーザーの利用形態が、いまいち把握できていないのが悲しいところ注2。 Kyle さん、RSS リーダー機能、ほしいですか?

注1: Xiino への言及があったのは、2005/10 月号。「~通信」としては第 109 回だが、それ以前にも別タイトルで連載があったはず
注2: 国内ユーザーの希望は Unicode 対応、であってると思う...

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by kazuhooku | 2005-09-20 11:03 | Palm & Xiino
Ajax による Web UI の再構築
 Ajax は決して付加的な技術ではありません。むしろ、既存のウェブのユーザ・インターフェイスを再構築する試みだと思っています。
 その一例を会社のブログに挙げてみました。ご一読いただければと思います。

サイボウズ・ラボでも好きな人が多い Ajax ですが、これまでのところ、部分差換の技術として利用されているケースが多いようです。しかし、 Ajax は遅延送信の技術としても利用することができます。
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by kazuhooku | 2005-09-16 16:05 | サイボウズ・ラボ
ACCESS が PalmSource 買収
 げっ、気づいてなかった (汗

 R30 さんに指名されたので、とりあえずショートコメント。

 そもそも、PalmSource の唯一(?)最大の顧客 PalmOne は PalmSource の最新 OS である Palm OS 6 (Cobalt) を採用しないと言っているわけで、今後も ACCESS / PalmSource の成果を採用してくれるかは疑問でしょう。

 となると、 PalmSource が活路を求めようとしていた携帯電話組み込み Linux 系の話になると思います。この分野の海外市場だと、 Opera が強いんじゃないかしら。

 ACCESS としては、 Palm OS のアプリと抱き合わせ販売することで、 Opera に対抗しようとしているんだと思います。

 高いか安いかは知りませんが、とりあえず。
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by kazuhooku | 2005-09-09 14:29 | Palm & Xiino
ラボの成果公開
 サイボウズ・ラボに転職してそろそろ1ヶ月になりますが、その間仕込んだ小ネタをオープンソースで公開していくことになりました。

 第1弾は、お気楽 AJAX ライブラリ「CBL Partial Updater」です。

 今後、公開するものについても、技術的な話はラボのブログに書いていこうと思います。
 一方で、もっと広い範囲の話はこちらのブログで続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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by kazuhooku | 2005-09-08 14:08 | サイボウズ・ラボ
オープンソースソフトウェアとコモディティ化
ここ十数年で見てきた急進的な革新をすべて挙げると、それはオープンソースから生まれたものではありません。オープンソースは何かと言うと、コモディティ化を進める優れたエンジンです。
 「オープンソース界出身のMS幹部」の発言。一見、正しそうだが、あいまいで不正確な発言だと思う注1。逆に、

ここ十数年で見てきた急進的な革新をすべて挙げると、それはマイクロソフトから生まれたものではありません。マイクロソフトは何かと言うと、コモディティ化を進める優れたエンジンです。
と言ったほうが、より当てはまるのではないか (笑)
 「急進的な革新」なんて、滅多にないものなのである注2

 そもそも、オープンソースソフトウェアは「コモディティ化を進める優れたエンジン」なのか?

 ソフトウェアのコモディティ化という点では、マイクロソフトは絶大な役割を果たしてきた。オープンソースソフトウェアがその代替になれるとは、私には思えない。現状のオープンソースソフトウェアは、「ソフトウェア技術のコモディティ化」であって、「ソフトウェアのコモディティ化」ではないからである注3

 このことは、Excel や Access のマクロ作成業と LAMP 系の開発業を比べてみると、よく分かる。マクロ作成業における問題は、いったん納品してしまうと、顧客が自分でマクロをカスタマイズして使い出してしまう点である。マイクロソフトの製品は、エンドユーザーが使いやすいよう作られていて、ハードルが低い。逆に、同様のものを LAMP で作成した場合、顧客が自分でカスタマイズすることは、まずない。難しすぎる。バージョンアップの仕事は、ISV のところに戻ってくる。

 開発コストを抑える一方で、顧客には自由を与えない注4。むしろ、オープンソースソフトウェアは「ソフトウェアのコモディティ化を押しとどめるブレーキ」と言うべきなのではないか。

注1: インタビュー形式の記事である点は、割り引いて批判すべき
注2: OSS 系の「急進的な革新」もあると思うけど
注3: 一方で、OSS に「フリーライド」する ASP が、「サービスのコモディティ化」を推し進めている
注4: LLDN を見ていても技術的おもしろいフレームワークはいろいろあるわけで、そんな中 Ruby on Rails が騒がれる理由はは、こういう業態にマッチしているからなんじゃないですかね

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by kazuhooku | 2005-09-08 10:09 | 雑想
物理演算プロセッサ vs. P2P MMORPG
 Impress GAME Watch に「PhysX物理演算チップとマルチコア世代マシンが実現する次世代物理シミュレーションのゆくえ」という記事。
 ガンホーみたいな会社が顧客になっているところを見ると、MMORPG のサーバセンターで使ったりもするのだろうか。

 とはいっても、MMO ゲームの処理は、究極的にはクライアントに割り振られる方向なのだろう注1。物理シミュレーションなんて、プレイヤーの周囲だけ計算すればいいわけだから、各プレイヤーの PC が処理すればいい話である。Tomo's Hotline さんによると遅延云々の話があるようだけど、常にセンターサーバ経由でやりとりをすれば注2、ややこしい問題は発生しないのだし。

 しかし、プレイヤーのマシンが共同して、インターネット上に仮想世界を創り出す時代がそこまで来ている注3とは、時の流れを感じずにはいられない。なんと遠くに来てしまったものか。
 数年後には、「PC 買い換えたぜ。これで、俺のパーティクルは3倍速!注4」なんて会話してたりして。

注1: もう、なってたりして
注2: MMO ゲームにおいては、サーバ費用>>回線費用という理解でいいですよね?
注3: Trusted Computing のキラーアプリかな? (笑)
注4: 「いつもより多く廻しております」が正解か?

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by kazuhooku | 2005-09-02 13:21 | 雑想
オープンソースとスプロール化
 跳箱さんが「Web2.0を目の敵にしてみる」で、オープンソースを商業ベンダーが採用する過程で分化と中心の空洞化が発生する可能性を指摘している。指摘そのものの新規性うんぬん以前に、その語として「スプロール」と「スラム」を使っている点に、もうめちゃくちゃ心ひかれちゃいました。「グリーンベルト」は出現するのか、なんて、想像がふくらんじゃいます。

 閑話休題。

 で、実際にスプロール化とスラム化が進むかどうかを考えるのはとてもおもしろいわけで、以下とりとめもない話。

 Safari の改良は KHTML にバックポートされることになったし、Internet Explorer は、結局新都心建設に失敗して標準に準拠した。
 一方で、 ActiveDirectory のように、批判されつつもスプロールしちゃったものもある。
 話をオープンソースからオープンスタンダード、さらにネット上のコミュニケーションツールにまで話を広げると、 IRC なんて、まさにスラム状態。ボットネットには注意しましょう。
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by kazuhooku | 2005-09-01 10:16 | 雑想