kazuho.exblog.jp - 奥 一穂の飲んでから書くブログ。なにもかもアルコールのせいです
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産経新聞が本音で語ってる件
 卒業式、入学式での国歌斉唱が浸透するなか、「君が代」の替え歌がインターネット上などで流布されている。「従軍慰安婦」や「戦後補償裁判」などをモチーフにした内容だが、本来の歌詞とそっくり同じ発音に聞こえる英語の歌詞になっているのが特徴で、はた目には正しく歌っているかどうか見分けがつきにくい。既に国旗掲揚や国歌斉唱に反対するグループの間で、新手のサボタージュの手段として広がっているようだ。

(中略)

 歌詞の意味は難解だが、政府に賠償請求の裁判を起こした元慰安婦と出会った日本人少女が戦後補償裁判で歴史の真相が明らかにされていくのを心にとどめ、既に亡くなった元慰安婦の無念に思いをはせる-という設定だという。皇室に対する敬慕とはかけ離れた内容で、「国家は殺人を強いるものだと伝えるための歌」と解説したホームページもあった。

Sankei Web: 「君が代」替え歌流布 ネット上「慰安婦」主題?

という記事。論評抜きのベタ記事かと思いきや、

 皇室に対する敬慕とはかけ離れた内容で

 皇室に対する敬慕とはかけ離れた内容で

 皇室に対する敬慕とはかけ離れた内容で

 …

 ちなみに、政府見解は、以下のとおり。

 日本国憲法下においては,国歌君が代の「君」は,日本国及び日本国民統合の象徴であり,その地位が主権の存する日本国民の総意に基づく天皇のことを指しており,君が代とは,日本国民の総意に基づき,天皇を日本国及び日本国民統合の象徴とする我が国のことであり,君が代の歌詞も,そうした我が国の末永い繁栄と平和を祈念したものと解することが適当であると考え,かつ,君が代についてこのような理解は,今日,広く各世代の理解を得られるものと考えております。

2 「君が代」の歌詞の意味についての政府の解釈について

 こういう大人の知恵をあっさり無視してしまうあたり、産経新聞は、まさに右翼の良心だと思う次第。

 言論の自由があるっていいですね。
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by kazuhooku | 2006-05-29 21:32 | 雑想
Web 2.0 時代の UDDI についてのメモ
 UDDI は何故失敗したのか。 単に、「ディレクトリ型」というトップダウンモデルが間違っていたからではないのか?
(cf. MS、IBM、SAP、UDDIレジストリを停止; ITMedia)

 実際、blogosphere では、UDDI が目標として掲げた、サービスを発見し、比較する、という行為は、既に実現されている。

 スパマーはどうやって来襲するのか。検索エンジンでブログサイトを探し出し、HTML ページからトラックバック API やコメント API を Autodiscovery注1 して、ゴミをまきちらしていくのである注2
 彼らは、ネット上から特定の API を備えたウェブサービスを検索し、そのサービスに対しリクエストを発行するという UDDI の目標を達成しているのである。

 この「Autodiscovery による UDDI」では、複数のサービスを比較して、どちらがより高いパフォーマンスを持つかを判断することもできる。検索結果のページランクを比較すればよい。

 ヒューマンインターフェイスのみならず、マシンインターフェイス (API) についても、検索エンジン技術は重要ということなのだろう。


注1: 狭義の Autodiscovery ではなく、microformats 系の API 記述技術も含んだ話だと考えてください
注2: スパマーの場合、ブログサイト検索=autodiscovery のパターンを検索、かもしれない

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by kazuhooku | 2006-05-25 06:29 | 雑想
「ウィルス作成罪」が衆院通過の見込み
 asahi.com によると、「共謀罪法案、与党が強行採決へ」とのこと。共謀罪と「ウィルス作成罪」 (不正指令電磁的記録作成罪) についての改正案は一体なので、ウィルス作成罪についても成立する可能性が高まってきたと言える。
(cf. 閣法163回22号 犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化...法律案)

 「ウィルス作成罪」については、さまざまな議論があるようだが、脆弱性を気にしている個人的な立場から言うと、ウィルス作成罪が施行されても、 XSS 脆弱性を見つけて報告する、といったケースでは、さほど気にする必要がないと思っている。ハンドリングは全て IPA と JPCERT がやってくれるので、その脆弱性について口をつぐんでさえいれば、「人の電子計算機における実行の用に供する目的」をもっていたと見なされて検挙されることはまずないだろう。

 気になるのは、(ただちに脆弱とはいえない) プロトコルの問題を指摘するようなケース。たとえば、HMAC の一連の話は、脆弱性ではないので IPA に報告しても意味がないし、また、一般論なのでオープンにすることが望ましい。で、その結果、丁寧な解説 (わかりやすくてすばらしいと思います) がなされて、同様のミスが繰り返されないようになる、というのは公益という視点から見て望ましいサイクルだと思うのだが注1

 しかし、こうしたケースでは、議論をオープンししているが故に、その問題をついた攻撃が実際に行われた場合に、いきなり検挙される、といった事態が起こりえないとは言い切れないように思う。杞憂であればいいのだが。法廷では無罪を勝ち取れるとしても、気味が悪いなぁ、と思うわけである。

注1: このケースで、実際に攻撃が行われるかは、さておき
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by kazuhooku | 2006-05-19 12:52 | 雑想
Yahoo! 2.0 vs. Google 2.0
 おおげさなタイトルだけど、実はソーシャルブックマークの話。

 Yahoo! 1.0 がディレクトリサイトだったのであれば、del.icio.us は Yahoo! 2.0 だと思う。どちらも人間が介在して情報を整理している。
 それに対して Google のアプローチは、アルゴリズムによる整理。

 両者のアプローチの差については、既に議論しつくされていると思うが、じゃあ、Google notebook ってなんなのさ?

 仮に Google notebook を使って、自己のブックマークのみについてのページ検索を実行できるんとしたら、それこそまさに Google 2.0 なんじゃないかぁ、と思いました。タグよさらば!なわけです。

 まあ、いろいろはしょった論理展開ですが、そういう展開になると、 del.icio.us はつらいと思います。
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by kazuhooku | 2006-05-13 16:12 | 雑想