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- 奥 一穂の飲んでから書くブログ。なにもかもアルコールのせいです
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「Matzにっき(2004-12-02)」で、VA リナックスの佐渡氏の発言を知った。
元の発言は、ITmedia の記事を見てもらえばいいが、言っていることとやっていることが正反対だ。 「*-jpといった感じで本流と離れてしまうことは、開発者から見ればよいことではない。」というのであれば、まず自ら sourceforge.jp を廃止したらどうですか。 「また、離れることで利権を得ようとする人たちも現れてくる。」というのは、OSDN.jp のことですか。 「それはFake Open Sourcerだね(だから排除すべき)という結論に達した」のであれば、自分を排除してください。 2ヶ月ほど前、IPA 未踏プロジェクトの案件で、ソフトウェアをホスティングしてくれるサービスを探す必要に迫られた。複数人で開発を行うために CVS サーバが必要だったのだが、自分で構築するのも面倒だったので、だったらソフトの公開からバグトラッキングまで可能なサービスを利用するか、と考えたわけである。 この際、候補に挙がったのは sourceforge.net と sourceforge.jp だった。現在プロジェクトに関与しているのは日本人のみなので、もちろん日本語のサービスを使用したい。しかし sourceforge.jp では、日本語以外のコミュニティに対して全く露出がない。これだと、開発の成果物を多くの人に使用してもらえないのではないか。そのように感じた。また、使い始めてから知ったのだが、 sourceforge.jp は sourceforge.net と比較すると、コンパイルファームの充実度などで差があったりする。要は sourceforge.net の兄弟と名乗っているものの、日本語コミュニティのみを対象にした縮小再生産なわけである。 「肝心なのは日本で閉じることなく、グローバルに出て行くこと」という点には、諸手を挙げて賛成である。だとしたら、 OSDN.jp に sourceforge.jp を構築せずに sourceforge.net を多国語化するというアプローチは無かったのか。あるいは、それを本家に拒否されたのだとしても、独自に多国語をサポートするオープンソースのホスティングサービスを立ち上げることはできなかったのか? そうすれば、日本発のオープンソースソフトウェアを、日本語を介さない人々にも紹介することができたであろう。日本発のソフトウェアを英語版のオープンソースソフトウェアと同じサイトでホスティングする。同じアクセスランキングに表示する。そんなちょっとのことができていれば、現実はだいぶ違ったはずだ。 今からでも遅くない。自分の言っていることを本当に信じているのなら、自ら招いた分断を解消するために、行動を開始してほしいと思う。 ※追記はこちらです
by kazuhooku
| 2004-12-06 22:41
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