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kazuho.exblog.jp
- 奥 一穂の飲んでから書くブログ。なにもかもアルコールのせいです
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去年の6月から、IPA の未踏ソフトウェア創造事業からお金をいただいて「ウェブアプリケーション (Apache/Perl) 統合開発環境の開発」をやっている。この事業は、 PM (プロジェクトマネージャー) と呼ばれる管理者ごとに採択、運営が行われるのが特徴だ。僕が所属しているのは酒井 PM で、同 PM の下には僕のプロジェクトもあわせ、2004 年度第1期採択、2004 年度第2期採択、それぞれが3プロジェクトずつ、計6プロジェクトが存在する。2004/12/19 に PM 管理下のプロジェクトについて報告会が行われたのだが、プロジェクトのひとつ、風博士の人たちがブログに感想を書いている。 (お布団 - 「未踏の成果報告会」, 暇つぶし日記 - 「未踏の成果報告会」)
それらについて、コメントをいくつか。 まず、暇つぶし日記さんのほうから。 で、今度は次の未踏参加者の方々の説明を受ける。発表をしては従来の参加者のかたからツッコミをうけるんだけど、なんか、ちょっと言いすぎたかも。っていうか、俺、すごい偉そうだった僕も、偉そうだったと思います。その後の食事会も含めて。反省中... 次に、双方で触れられている点について。 総じて感想を持ったのが、酒井PMの公募方針が「オープンソースで云々」ということなのだけど、集まったプロジェクトが、オープンソースであるメリットをあまり持ってない気がしました。僕のプロジェクトについては、そういう批判もありかと思います (他については論じません) 。僕のプロジェクトでは、(成果物をオープンソースにするのは当然ですが) 開発過程や開発手法はオープンソース的ではありません。 ただ、お布団さんの、 「オープンソース(に関連すること)」であるのは、「金がもらえる」、つまり採択されやすそうなPMに応募しようとした結果なだけであるような気がしてます。については、明確に反論します。僕のプロジェクトでは、今回、酒井 PM と加藤 PM の双方に応募しましたが、(成果物の公開方法を規定していない) 加藤 PM への提案書においても、成果物をオープンソースで公開することを述べています。したがって、この批判はあたりません。 また、 だいたいからして、あそこに来てた人の中にオープンソースプロダクトにパッチを送ったことのある人はいないでしょう、おそらく。についても、反論します。 まず、一般論として。過去の貢献の有無をもって今後の意志を否定するのは不当だと思います。誰にも始まりはあるものです。未踏ソフトウェアが、最初のオープンソースプロダクトじゃダメなのですか? 次に、僕個人について。僕は、基本的に商業ソフト側の人間ですが、それでもパッチをコミットしたことはあります (SourceForge.net へのリンク) 。 また、会社で業務として開発したソフトウェアについても、オープンソースで公開しようとしたりもしています。 (XMLBind) 。まあ、公開しただけでほったらかしだったりするので、えらそうなことは言えませんが、赤紫蘇・忍坂ことはじめ をみても、まったく貢献していないわけではなさそうです。 反論している暇があるなら、未踏のコードを書けとか、他のコードを書けとか、GPL 批判はどうしたとか、家族サービスをすべきとか、いろいろあるのだが、勢いにまかせて書かせていただく。
by kazuhooku
| 2005-01-10 17:35
| 未踏プロジェクト
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